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国際綿花評議会(CCI)、米国農務省(USDA)による新たな輸出促進プログラムへの予算措置を歓迎

グローバル

国際綿花評議会(CCI)は、米国の非営利貿易団体による米国産農産物の輸出促進を支援する新たな地域農業振興プログラム(RAPP)に対して商品金融公社(CCC)資金のうち13億ドルを割り当てるという、米国農務省(USDA)の発表を歓迎します。

CCI専務理事のBruce Atherley氏は、次のように述べています。「CCIの目的は明確です。つまり、アメリカ綿とその綿製品の長期的需要を拡大させることです。そして、この目的はUSDAによる農業振興資金供与とそれに対応するアメリカ綿業界の貢献なしでは達成できません。他国の綿との差別化には長期的に継続した取り組みが必要であり、アメリカ綿輸出市場を拡大させ、アメリカ綿生産者への支援を継続するには追加資金が不可欠です」

RAPPは、USDAが長年実施している既存のマーケットアクセスプログラム(MAP)と海外市場開発(FMD)プログラムを補完するものとなります。CCIやその他の農業貿易促進組織はこのプログラムの資金を活用し、米国産の農産物と商品の商業的輸出の強化(MAP)や米国産農産物の長期輸出市場の拡大(FMD)を図っています。

また、RAPPによって、2024年9月30日に農業貿易促進プログラム(ATP)が終了することに伴い生じる資金の空白期間が解消されることになります。USDAの海外農務局(FAS)によると、ATPは、「米国産農産物輸出の新たな市場開拓ならびに他国の関税および非関税障壁の悪影響の軽減」を目的として2018年に創設されたものです。

CCIは、2023年度においてMAPでは最も多く、FMDでは2番目に多く資金供与を受けており、それらの資金を活用してアメリカ綿業界に具体的な利益をもたらすことができることを証明しています。米国は金額ベースで世界最大の綿花輸出国であり、USDAの経済研究サービス局によると、2021年の世界綿花輸出市場に占めるシェアは33%です。

Atherley氏は最後に次のように語りました。「アメリカ綿の大半は繊維または糸として輸出されているため、アメリカ綿産業の将来は海外市場の需要拡大にかかっています。RAPPの資金供与によって、アメリカ綿の世界的需要の拡大と米国の農業支援をより一層進めることができるようになります」

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国際綿花評議会(CCI)とは

国際綿花評議会(CCI)は、アメリカ綿とその綿製品の輸出促進をCOTTON USA™ マークのもと実施する非営利組織。世界各国20か所に事務所を置き、50か国以上で活動しています。アメリカ綿の消費拡大を推進するために、紡績、布地・衣料品メーカー、ブランド・小売、繊維業界団体、政府、米国農務省(USDA)と協力しています。65年以上の歴史があり、アメリカ綿を紡績、メーカー、ブランド・小売企業に選ばれる繊維にし、価値を高め、輸出を促進し、アメリカ綿花業界全体に利益をもたらすことが使命です。