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Partnership for Sustainable Textiles が U.S.コットン・トラスト・ プロトコルをサステナブルコットン基準として認定

グローバル

テネシー州メンフィス(2022年6月9日)– U.S.コットン・トラスト・プロトコルが、ドイツ連邦政府のイニシアチブ「Siegelklarheit」から、サステナブルコットン基準として承認されました。Siegelklarheit は、環境・社会認証ラベルに対する消費者の理解を促すことによって、よりサステナブルな購買決定に貢献したいと考えています。U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、Siegelklarheit の評価システムに合格し、今後、Partnership for Sustainable Textiles (PST) のメンバーは、自社のサステナブル綿繊維使用量の計算にトラスト・プロトコル綿を入れることができるようになります。

Partnership for Sustainable Textiles は、グローバル・テキスタイル・サプライチェーンにおける社会的・生態学的状況を改善することを使命として、2014年10月に設立されました。その活動の軸となるのは、OECDデュー・ディリジェンス・ガイダンス、ならびに社会的・環境的・経済的サステナビリティの原則と企業責任の枠組みを定義する国際的な合意や指針です。

PST事務局長の Jürgen Janssen氏は「Partnership for Sustainable Textilesのメンバーは、グローバル・サプライチェーンを社会的・生態学的に大きく改善することを目指し協力しています。これには、原材料の生産、ひいては綿花の栽培や処理工程も含まれます。PSTは、サステナブルコットンの認証基準の透明性とトレーサビリティを推進しています。私たちは、トラスト・プロトコルがSiegelklarheit の監査に合格したことを大変喜ばしく思っています」 と話しています。

PSTは企業のデュー・デリジェンスに関する実施枠組と報告形式を定めています。PSTメンバー企業は、この形式にのっとって、各社が調達したコットン全体のうちのどれだけが認定サステナブルコットンやオーガニックコットンなのかを表示します。PSTが認めるサステナブルコットン基準は、U.S.コットン・トラスト・プロトコルの他に、Better Cottonや、オーストラリアのmyBMP、Cotton made in Africa、Fairtrade Cotton、CottonConnectなどがあります。また、オーガニックコットンに適用される基準としては、オーガニックテキスタイル世界基準(GOTS)、International Association of Natural Textile Industry(NATURTEXTIL IVN)基準、Textile Exchange Organic Content Standard(OCS)、

bioRe Social & Environmental Standard、およびIFOAM 規格群の一環をなす全てのオーガニック基準があります。

トラスト・プロトコルは、具体的数値目標を設定し、測定と検証を行い、土地利用、土壌炭素、水管理、土壌侵食、温室効果ガス排出、およびエネルギー効率に関する 6つの主要なサステナビリティ指標における継続的改善を推進する唯一のシステムです。また、プロトコル消費管理ソリューションを通じてメンバーにサプライチェーンの透明性を品目レベルで提供することができる世界初のサステナブル綿繊維です。

U.S.コットン・トラスト・プロトコルのプレジデントであるGary Adams博士は「トラスト・プロトコルが目指すのは、完全な透明性が現実となり、環境フットプリントの削減に向けた継続的改善を中心的目標とする、サステナブルな綿花生産の新基準を定めることです。私たちは、最もサステナブルで責任ある技術を用いて、地球の保護と保全に全力を注いでいます」と話しています。

このプログラムは、国連のSDGsに沿っており、テキスタイルエクスチェンジ(Textile Exchange)とフォーラム・フォー・ザ・フューチャー(Forum for the Future)に認められています。また、サステナブル・アパレル連合(Sustainable Apparel Coalition)、2025サステナブル・コットン・チャレンジ(2025 Sustainable Cotton Challenge)、Cotton 2040、およびCotton Upのイニシアチブにも参加しています。さらに、ITCスタンダードマップに認められ掲載されています。

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U.S.コットン・トラスト・プロトコルについて

2020年に開始されたU.S.コットン・トラスト・プロトコルは、よりサステナブルな綿花生産に向け新しい基準を設定しています。最もサステナブルで責任ある技術を用い、地球の保護と保全への貢献を確かなものにします。

このプログラムは、6つの主要なサステナビリティ指標において具体的数値目標を設定し、測定と検証を行い、また各品目についてサプライチェーンの透明性を提供するという、農場レベルの科学的根拠に基づく唯一のプログラムです。

U.S.コットン・トラスト・プロトコルは、アパレルブランドや小売企業、市民社会、外部のサステナビリティ専門家、および栽培農家、繰り綿業者、綿花商、卸売業者、協同組合、紡績会社、綿実取扱業者を含む綿花業界の代表など、複数の利害関係者で構成される理事会の監督下に置かれています。

公式サイトTrustUSCotton.org


Partnership for Sustainable Textiles について

Partnership for Sustainable Textiles(PST)は、社会的・生態学的にサステナブルで不正のない繊維・衣料産業、すべての労働者の人権を尊重し、気候と環境を保全し、誠実にプラネタリー・バウンダリー内で活動する産業を目指して尽力しています。

PST の活動は、社会的・環境的・経済的サステナビリティの原則を定義して企業責任の枠組みを定める国際的な合意や指針と連携しています。社会的な問題や人権問題に関するPSTの目標は、特にILO条約、ビジネスと人権に関する国連指導原則、およびOECD多国籍企業行動指針に基づいています。PSTは目標の遂行において、OECDの勧告を非常に重視しています。その目標を達成するため、PSTは、ドイツ、ヨーロッパ、そして世界全体における企業のデュー・デリジェンスと責任ある企業行動の実施に特に重点を置いています。

公式サイトhttps://www.textilbuendnis.com/en


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